ようこそ、Climbing Spot ONE MOVEへ。岩手県盛岡市にある東北最大級のフリークライミングジムです。

クライミングの基礎知識

クライミングの基礎知識

フリークライミングとは

フリークライミングとは、ロッククライミングの一種で、自分の手足のみを使って、岩(岩壁及び人工壁、以下同じ)を登るスポーツです。

フリークライミングは、予め岩に設定された課題(ルート、ラインとも呼ばれる)の完登(地面から終了点まで一度も落ちずに登りきること)が主な目的です。

また、クライミングのムーブ(動作)自体を楽しむことも重要な目的となっています。

課題は、岩の傾斜と形状、ホールド(登る際に、手で掴んだり足を置く岩の凹凸)の配置と形状により難易度が変わります

クライミングをする人のことを「クライマー」、クライマーが登る際にビレイ(安全確保)する人のことを「ビレイヤー」と呼び、通常二人一組で登ります

トップロープとは

トップロープとは、安全確保用のロープを、あらかじめ課題の最上部に設置してある終了点(カラビナ、アンカー等の確保支点)に通して、地面まで両方の末端を垂らした状態のことをいいます。

トップロープ

二つの末端部分の片方をクライマーが結び、もう一方をビレイヤーがビレイデバイスを使って保持します。

常に支点が上にあるので、クライマーが登るたびに弛んだロープをビレイヤーが引っ張ることにより、クライマーが途中で手を離してもその高さで静止します

クライマーが降りる場合は、一度ビレイヤーにロープを張ってもらい、クライマーが壁から手を離し、静止した状態になってから、ビレイヤーがゆっくりとロープを送り出してクライマーを地面まで降ろします(ロワーダウンという)。

安全にクライミングが楽しめますので、初心者でも安心して登る事ができます。

リードとは

リードとは、クライマーが、自身に結んだロープを、課題の途中に数箇所ある確保支点(主にカラビナ)にクリップ(ロープを引っ掛けること)しながら登る方法のことをいいます。

リード

課題によって、確保支点の数、支点同士の間隔が違い、基本的には、終了点(最終確保支点)にロープをクリップすることによって完登とみなされます。

ビレイヤーは、クライマーが登るたびにロープを送り出し、クライマーが落ちたらロープを引き、落下を止めます。

常に支点が上にあり、落下距離がほぼゼロのトップロープとは違い、自身がロープをクリップした最後の支点よりも高い位置で落下すると、ロープのたるみ、伸び具合により、落下距離が変わります

クライマーは、単純に登るだけではなく、ロープをクリップする動作が加わること、更に、落下による心理的なプレッシャーを受けるため、より高度な技術と判断力を求められます

降りる際は、トップロープと同様、ロワーダウンします。

ボルダリングとは

ボルダリングとは、最もシンプルな登り方とされているスタイルで、高さ3~5m程の岩を、安全確保のためのロープを使用せずに登ります。

ボルダリング

クライミングシューズとチョーク以外、必要な道具が少なく、気軽に始められることから、最近はボルダリングを専門に行うクライマー(ボルダラーと呼ばれる)も増加しています。

岩の形状により、トップアウト(岩の上に立ち上がるまで登りきること)するか、課題により予め決められた最終ホールドを、しっかりと両手で保持する事により完登とみなされます。

ボルダリングを行う際に、最も気をつけなければならないのが、ランディング(着地)です。

ロープを使用しないので、岩から降りるには、安全な降り口まで回り込むか、地面まで飛び降りることとなります。

ジムなどの人工壁の場合、通常分厚いマットを敷き詰めているので、安全に楽しむことができます。

使用する道具は

使用する道具は、専用のシューズ、安全のための確保用具(主にロープ)、滑り止めのチョーク等がありますが、どの道具も身体を上に引き上げる為の物ではありません

クライミングシューズ

フリークライミング専用のシューズです。
最大の特徴は、ソールが、岩との接地面積が少なくても滑りにくい特殊なゴムを使用しており、パターンが無いフラットソールになっていることです。
また、つま先でホールドを的確に捉えるため、シューズを履くと足の指が曲がる程度が適正なサイズになっています。

チョークバッグ

滑り止めのチョーク(炭酸マグネシウム)を入れるバッグです。
フリークライミング用の腰に着けるタイプと、ボルダリング用の据え置きタイプがあります。

ハーネス

クライマーの身体に装着し、安全確保用のロープを結んで固定するベルトのことです。
また、カラビナなどの道具を引っ掛けるギアラックを備えています。

ロープ

フリークライミング用のロープは、ロープ自体がある程度伸びることにより、クライマーが墜落時に衝撃を吸収するようになっているダイナミックロープを使用します。
ロープの径(太さ)は、9mm~11mmが主流となっており、一般的に、径が細いロープは、リードクライミングの際にロープの重さが軽くなります。反面、径が太いロープに比べ耐久性が劣るので、トップロープクライミングや、長時間のハングドック(ロープにぶら下がって休んだり、ムーブを探ること)には不向きです。

カラビナ

ロープやスリングなど、主に安全確保のための非金属の道具と、ハンガーなどの金属の支点を連結するための、フック状のギアのことです。
2枚のカラビナを短いスリングで連結したものをクイックドローといい、リードクライミングをする際に、ハンガー等の支点にクイックドローをセットし、ロープをクリップすることで安全確保を行います。
また、特に安全性を求められる箇所(ルートの終了点など)には、ゲートの開放を防ぐロッキング(安全環付き)カラビナを使用します。

ビレイデバイス

ビレイデバイスとは、ロープを使ったクライミングを行う際に、クライマーの墜落を止めたり、降ろしたり、自身が高いところから降りる際に使用する制動器のことです。
ブラックダイアモンド社のATCに代表される簡単な構造のチューブタイプと、ペツル社のGRIGRIなど、セルフブレーキ機構を持つタイプなどがあります。
安全環付きカラビナと併せて使用します。

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